トロフィー素材の製材とカッティングボード作りワークショップのご報告

7月1日(日)梅雨明け早々で天気も良く、気温30℃ほどとなったこの日、東京都八王子市にある高尾の森自然学校(運営:セブン-イレブン記念財団)において、ワークショップ「トロフィーをつくる材をつかって、カッティングボードを作ろう!」が開催され、スタッフ含め総勢30人ほどの人々が集まりました。

今回は、セブン-イレブン記念財団様にご協力いただき、「高尾の森自然学校の間伐材を使ってトロフィーをつくろう!」という企画のもと、参加者を募ってワークショップ形式で実施する運びとなりました。

はじめに、参加者の皆様にスライドを使って今回の趣旨説明や講師の紹介が行われ、環境大臣賞トロフィーの制作者である齊藤公太郎さんにもご挨拶いただきました。

その中で「ここで語ると長くなってしまうし、大事なことは森の中で作業しながら伝えたほうがより伝わるので」ということをおっしゃって長くは語らなかったことが、とても印象的でした。

低炭素杯事務局も、温暖化の影響の写真やクイズを交えて、高尾の森自然学校のような森づくりや、温暖化防止活動の大切さを通して低炭素杯やトロフィーの話をしました。

まず、森に入り、事前に間伐されている2メートル級の桜の木の丸太にロープをくくりつけ、みんなで引っ張って山から降ろす作業が始まります。

単に引っ張るだけだと進まないので、カットした細い丸太(通称コロ)を道に並べ、その上を滑らすような形で運んでいきます。

「昔は、こうやって運んでいたんだよ」と齊藤さんが教えてくれました。

小さな子供たちは、丸太を引っ張れないので、コロをせっせと運んで道を作ります。

最大の難関!下り斜面に差し掛かかります。大人も子供も一緒になって声をかけて丸太を滑らせます。

これが一番大変!ケガしないように注意し、ゆっくりだけど丸太が止まらないように力を合わせて降ろしていきます。

開けた場所まで丸太を降ろすことができました!みなさんも安堵した表情です。

この後は、この桜の丸太をトロフィー用に製材していくのですが、そこでスペシャリスト登場です。

この製材に力を貸していただいたのは、木こり女子の 高澤愛さんです。

高澤さんは、これからの里山、雑木林のボランティア活動を、安全に且つ充実させたいという思いから、「森づくり安全技術・技能全国推進協議会(FLC)」が実施している、森づくり安全技術・技能習得制度の審査を受け、東京都で初めてのランク3のライセンスを取得されています。

2018年には森のリーダを育成する団体moridas(FLC認定団体)を立ち上げ、今後は里山、雑木林のボランティア向けの指導者を目指すべく、FLCで指導者の勉強を続けています。

本当に、チェーンソーをスタイリッシュに扱っている姿がとっても格好いいですね。

ここはプロに任せて参加者の皆さんは自分たちが運んできた丸太が切られるのを固唾をのんで待ちます。

切ったところで、トロフィー丸太製材ワークはここで終わり!参加者の皆さんと記念撮影をパシャリ!

高澤さんの所属先はこちら

午後は、同じ桜の間伐材を使って、カッティングボード作り。ここでもスペシャリスト登場です!

プロを目指す方から趣味として家具作りをしたい方まで、本格的に家具製作が学べる、「八王子現代家具工芸学校」で代表を務めておられる、伊藤 洋平さんに、作業のサポートをお願いしました。

齊藤さんの指導の下、皆さん思い思いのデザインを木に書き込み、子供達を中心に伊藤さんが用意してくださった木材加工機材を使って、大人のサポートを受けながら、切り抜いていきます。

切り抜いた木は、仕上げでひたすらやすりで削り、角を滑らかにしたらカッティングボードの完成です!

伊藤さんの所属先はこちら

1日を通して、トロフィー素材の桜の丸太を山から降ろし、製材し、カッティングボードを作るまで、盛りだくさんのワークショップとなりました。

参加者に終了後アンケートをとったところ、ご参加いただいたみなさん全員が、10点評価中オール10点!と、大変ご満足いただけました。
「丸太を人手で山から出す体験が楽しく、貴重でした!」「地球環境を考え子供たちにご指導していただきありがたかった」などのご意見もいただきました。

気温30℃の中での実施で、はじめは暑さ覚悟で挑みましたが、いざ森の中に入ると心地よい風が通って涼しく、皆さん口々に「全然暑くないね、気持ちいいね」とおっしゃっていました。

自然の存在価値を改めて実感し、何気なく自然に触れて味わえるこの感覚こそを大事にしていきたいと改めて担当も思いました。

さて、ワークショップを実施し、トロフィー作家の齊藤さんはどのような想いを抱きながら、今年の環境大臣賞トロフィーを作り上げていくのでしょうか。桜の木のトロフィーと聞くだけで、ワクワクしますね。

乞うご期待です!


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